国際空手道 円心会館 福岡支部 志免道場

代表指導員 瓜生 富康(福岡本部指導員,段位 四段)

・1969年生まれ
・ 福岡県立福岡高校で空手部副キャプテンを務め、空手道 魔破門会で初段取得(現弐段)
・1998年 国際空手道 円心会館 福岡支部 入門
・1999年 サバキチャレンジ九州大会 サバキスピリット賞
・2000年 サバキチャレンジ四国大会 三位
・2000年 サバキチャレンジ九州大会 準優勝(アドバンス 無差別)
・2003年 初段取得
・2005年 円心会館 福岡支部 本部道場 指導員
・2006年 サバキチャレンジ全日本大会 サバキスピリット賞
・2008年 サバキチャレンジ全日本大会 三位(軽量級)
・2009年 弐段取得
・2012年 参段取得
・2015年 円心会館 福岡支部 志免道場 代表指導員
・2016年 四段取得
・2017年 円心会館 福岡支部 アクシオン道場 代表指導員

ポイントルールへの疑問

私は高校時代にポイントルールの空手試合を行っていましたが、常に疑問を感じていました。 それは勝敗を審判が決めるということでした。純粋な採点競技の場合、審判の資質によるものが大きく勝敗に左右いたします。 円心空手でも審判の判定により勝敗を決することがありますが、KOをすれば審判の判定の影響を排除することができ 、倒されたりダメージを受けた素振りを見せなければポイントを奪われることはありません。 ポイントルールは他者が勝敗を決めますが、円心空手は勝つことも負けることも全て自分自身で決めるのです。

才能を稽古で凌駕する

人はそれぞれ個性があります。反射神経がよくスピードがある選手。力はないが器用な選手。 逆に反射神経もスピードも遅く不器用な選手。しかし格闘技においては、相手より秀でた部分が一つあれば勝つことが可能なのです。 ハイキックは蹴れなくとも、強いパンチと重いローキックがあれば勝つこと可能です。 また、反射神経が鈍くとも絶対に倒れない強靭な肉体と相手よりスタミナがあれば、反射神経のいい選手も疲労で最後には負けることになるでしょう。 こういった要素は、先天的な要素でなく稽古によって伸ばすことが可能なものなのです。

不敗への可能性

試合の勝敗は安全と大会運営の都合上、どちらかが戦闘継続不能の状態までやることはありません。 よって試合で負けても、それは倒されない限りは途中の結果でしかありません。仮にKO負けしたとしても自分自身が空手を続けている限りは、 戦積上の1敗でありトータルで勝ち越すことも可能なのです。第二回ワールドベースボールクラシック予選で、日本は韓国に2回負けましたが、 トーナメントで勝つことにより優勝することが出来ました。この様に予選1試合ごとに勝敗は決していますが、大会という大きな観点から見た場合、 予選における敗戦は途中経過でしかなかったという例です。自分自身が負けを甘受せずに稽古を続ければ、常勝は不可能でも不敗は可能となるのです。 勝ち負けを決めるのは自分自身あり、その勝利条件を設定するのも自分自身です。私が生徒に学んで欲しいのは空手の技だけでなく、 この継続するということなのです。目先の勝敗でなく安易に負けを認めず、継続し続ける精神こそ養って欲しいと思います。

自由は不自由の中に存在する

最後に、最も尊重すべき価値は「自由」です。しかし、この「自由」は自分だけでなく、 他者の「自由」も尊重しなければなりません。相手がこちらの「自由」を理不尽に侵害してくる時には言葉によって相手の意図を阻止すべきです。 しかし、言葉で通じない相手もいます。その時には力の行使は止むを得ませんが、己自身が強くなれば必要以上に相手を傷つけずに、 相手の意図を阻止することが可能となるのです。また、自らの「自由」の為に、相手の「自由」を侵害することは絶対に許されませんし 、この世に完全な「自由」というものも存在いたしません。お互いが相手を「思いやり」両者が対等の「不自由」を受け入れることにより、 不完全ではありますが、対等な「自由」を得ることが可能になります。矛盾と危ういバランスで成り立つ対等な「自由」を手に入れるには知識と、 その知識を利用できる思考力と実行力が必要となります。道場訓にもある「文武二道を以て万般に通じ、自己の向上を志すこと。」の言葉通り、 少年部の皆さんには文武両道を目指して欲しいと考えております。

サバキチャレンジ九州で闘志溢れる試合を繰り広げる少年部)

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